長崎の
キャンプ場

 

修多羅の森

湧水で冷やしそうめん



近頃,休日になると俵山氏はふらりと我が家にやって来る。

「まつをさん,キャンプで避暑に行こう」
「明日は世間様は仕事である」
「あ,そうか」

言っておくが,彼はそこらのプータローではない。驚くなかれ某中小企業の社長である。

俵山氏「どこかいこう,そうだ今度オレが買う土地を見に行こう。三浦半島にあるんだ」
「あれ?久住の温泉付き土地ってのはどうなった?」
「あ,あれは気が変わった。今は三浦のリゾート。いいよう最高の海の見晴らしだ」
「……あんたの見つけてくる土地と女性には会わん」

実際その後,彼は手付け金まで入れていた三浦の土地を契約半ばでほっぽりだした。

まつを「あれだな,あんたが住みたい所ってのはだな,今まであんたから聞いた話を要約するとだな,人里から遠く離れた山の中で,森に囲まれてて,眺めると海が見えて,温泉が湧いてて,毎日通える刺身のうまい居酒屋があって,夜中に腹が減ったときのためにコンビニがすぐ側にあって,彼女が道に迷わずに歩いてこれるようなところなんだろ」
「そうなるかな」
「長生きしろよ」

「で,今日はどこにいく?」
「じゃあ,ソーメン喰って,ただひたすら うたた寝するってのはどう?」
というわけで例によってキャンピングカーの出動である。



修多羅の森下の広場に到着。
多良岳山麓にあるため涼しい。自宅から小1時間も車を走らせればつく避暑地だ。そしてここに湧く水は抜群にうまい。



さっそく湯がいたソーメンを湧き水で冷やす俵山氏。口元に注目。彼はうまいものを前にすると,本当にうれしそうな顔をするのである。


できあがったソーメンに氷を浮かべる。薬味に俵山氏はいつも凝る。



今回用意されたのは,ネギ,ショウガ,ミョウガ,そして柚胡椒。

うまい。
俵山氏曰く,「こんなに美味いソーメンを喰ったのは初めてだ」
だろう。だから案内したのであるよ。本当に水一つでここまで抜群にうまくなる。結局1人あたり5輪,食したのである。



眼下に有明海を臨む爽快なロケーションもここの魅力だ。

ソーメンを喰ったあとは,車の中のベッドで爆睡した。起きたのが午後7時半。外はまだ十分に明るかった。九州万歳である。明日からはまたキーボードを叩き続ける。自慢じゃないが,集中力には自信がある。それができるのも,こんな世界があるからだと,つくづく思う。人生はかくも楽し。

 


 

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