長崎の
キャンプ場

 

松浦ぎぎが浜

水イカ求めて

出発

イカ釣り約束の日,俵山氏のキャンピングカーのドアを開けて絶句した。




写真のように,中はびっしりと荷物の山。
まつを「これは,なんであるか?」
俵山 「引っ越しの諸道具である」
まつを「なんで,ここに入っているのか?」
俵山 「引っ越しの途中である」
叩いたろか。
今日水イカ釣りに行こうと言ったのは,あんたじゃなかったんかい?


カンダタ=デッパラーノ=俵山氏。腹は出る出る,腹は出る。

ラチがあかないので,さっさと引っ越しを手伝う。
結局キャンプに出発したのは午後も遅くなった3時半。

まつを「ちょっと聴いてよろしいか?」
俵山 「なんであるか?」
まつを「私は,はめられていないか?」
俵山 「それは思い違いである」

そんな会話をしながら,松浦に向かう。



と,一転にわかにかき曇り,暗雲漂い,あれよあれよという間に雷雨とどろく大豪雨となった。
まつを「おぼえておかれるとよい。これが私の心情である」
俵山 「それを誤解という」

松浦「ぎぎが浜」



雨があがり始める。 松浦の今福駅で落ち合う。
ここは20年前のよき日本がある。
次々と現れられるみなさん。いい夜になりそうだ。





今日のサイト,松浦の「ぎぎが浜」へ。
俵山氏は海を見るなり,今回の名言を啓示なされた。
「こりゃ,すぐに釣れる。 魚が待っちょる!」(原文ママ)
さっそく釣りを開始。
それにしても,癒し系の風景である。車の音もしない。



水イカ釣りには,豪快にアジ1匹を糸に結ぶ。


まるでダリの描く海のように島が浮いて見える風景。で,普段より釣り嫌いを自称する私も一応一投。結局,俵山氏とじだらくさんの二人が,釣り人となる。

さあて火おこし隊は,宴席の準備をする。来る途中,魚屋で魚やサザエを入手していたのだ。
そのうち釣り人2名が引き上げてくる。収穫は,小魚2匹。

センム「水イカはどうしたであるか?」
俵山 「明朝,釣るのである」
センム「魚はうまいか?」
俵山 「炭で焼けばうまいのである」
センム「買い物の際,あめふらしさんが買ってと言ってたウチワエビはどこにあるか? いつの間にかサザエに変わっているが」
俵山  「サザエは私の好物なのである」


ということで,本格的に野卓に突入。近くを流れるせせらぎが,心地よい。キャンピングカーにはシャワーがついている。走行中に熱湯が沸く優れものである。それぞれシャワーを浴びると,嘘のように爽快となった。

ふと気づくと俵山氏は,さっさとダブルベッドの方で眠っている。車に入っていくと,彼は寝ぼけまなこで「寝袋をとって……」と要求した。寝袋を渡しながら,「シングルベッドの方に移ってくれ」と頼むと無反応である。要求はするが,要求されるのは御免。俵山氏の生き方の真骨頂である。


あめふらしさんがナタをふるって,竹の皿と杯を作成。これに酒と魚を置き,早々に宴を始める。粋なり。野卓の真骨頂である。


問題のサザエ。

翌朝

明け方。 俵山氏が起き出す声が聞こえる。外はまだ暗い。

「蚊に刺された。蚊に刺された。ちっとも眠れん」と騒いだ後,「何時?」と近くに眠っていたセンムさんを起こしている。ここは蚊の多い地であったか。野宴の際は,全然蚊が出ていなかったので,涼しいようにと配慮してキャンピングカーのドアを開け放していたのは,何を隠そう私である。私は外にテントで寝ていたので難を逃れる。

「ああ,釣り行くぞ,釣り!」
あとで聞いたところ,5時前に起床したとのこと。
いつもは11時頃に俵山氏は起きるのである。



まつを「で,釣れたのか?」
俵山 「いや。昨日雨が降ったのが悪いのである」

俵山氏は「オレは釣りのプロ」といつも称される。
長いつきあいだが,私は氏が10センチ以上の魚を釣ったところを見たことがない。

いつぞやは「時間帯が悪い」と宣うた。またある日は「時期が悪い」,ある日は「餌の鮮度がわるい」,ある日は「場所が悪い」と宣うた。つまり氏のこれまでの言動を要約すれば,「時期がよく,時間帯がよく,餌の鮮度がよくて,場所のいいところならば釣れる」ということになる。そりゃそうだ。

七山温泉


温泉に行こうという話になる。
で,ここは佐賀県の七山温泉。
あめふらしさんご推薦の,疲労がとれる温泉である。
爽快。入浴料700円。



温泉の後は,近くの「やまめ茶屋」へ。
何やかにやと時間をゆったりとって食す。
談笑の話題は「俵山氏の人となりについて」 話は尽きない。爆笑の連続である。



俵山 「早起きすると,こんなに一日が長いもんだとは思わなかった」
まつを「起きて10時間経っておる。普段なら貴殿はもう寝る時間である」
俵山 「今日からオレは毎日早起きすることにする」
まつを「世間が迷惑する。貴殿は少し起きてるだけでよろしい」
また話はおいおいと(笑)

 


 

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