長崎の
キャンプ場

 

俵山流キャンプの仕方



俵山氏は自分が描かれたページを読んで爆笑することを楽しみとしていました。これらの記述は、本人の許諾の下に掲載したものです。



タイトル写真用に「笑ってくれ」と俵山氏に頼んだら,こんな顔。見れば見るほど恐ろしい。「人間,無理しては,ろくなことはありませんなあ」の見本のような写真。キャンピングカーへの憧れを完膚無きまでにうち砕く俵山流キャンプ術をご紹介しよう。

第1章 キャンプの定義



運動選手はだいたい体に故障を持っいる。よって運動は体に悪い。よってキャンプとは,温泉に入って,野外で美味いもの喰って,養生ゆっくりすることをいう。これ俵山氏の定説。
温泉に入ったらまず水虫の皮をむく。この体型、プログラマーか,道楽キャンパーを10年ほど続けていると,このような体型になれる。

第2章 アウトドアウエア


夏場、俵山氏が愛用しているのは,上が肌着,下が短パン。オネエさんたちから,確実に避けて通られるスタイル。この前,キャンピングカーの周りにオネエさんたちが集まってたので,「こんにちは」と氏が帰っていったら,クモの子を散らすように去っていった。



「キャンプは引っ越し遊びだ」と言った人がいるが,氏にとっては夜逃げ遊び。整理せず一気に出かける。よってしばしばドアを開けた途端,いろんな物が落ちてくる(写真参照)。



サイドオーニングを出す。これは便利,雨が降っても大丈夫。

第3章 食事



食器は陶器を使用。みな100円ショップで購入。プラスティック系は洗ってもぬるぬるがとりにくいのでやめたほうがいい。この大きさと深さのものを。皿としても丼としても使える。



バーナーは卓上コンロが一番。ボンベも100円ショップで入手。ツーバーナーだのなんだのはオバカさんのファッションだ。キャンピングカー付属のコンロも使い物にならない。
中華鍋は,これさえあれば茹でる炒める煮るとできる万能の必需品。



私たちのキャンプの定番は天ぷら。野菜を中心にすればクーラーをさほど利用しなくて済むし,調理時間も短かい。残った油は食後に楽しむ焚き火の着火用に使う。



ワインは値段よりも,自分の嗜好にあっているものを選ぶ。



ジュワッと揚げて……。 その場で喰う。野外だと油の飛び散りなど気にしなくて豪快にやれる。美味い。
キャンプ好きは,料理を作るのが好きな人が多い。これは実感。男であれ女であれ,キャンプに行くとその人の生きる力を見ることがでる。さばける人か,神経質な人か,言うだけの人か,心遣いのできる人か,本当に優しい人か。そんな姿を自然はさらけ出してくれる。キャンプ地につくなり,呆けたかのようにイスにじっと座っている男がいた。甘えたオバカだ。調理ナイフを渡した途端,オロオロした女もいた。


これも100円ボンベで燃やすランタン。

キャンピングカーの水タンクは不衛生で使えない。写真のように水タンクは16リッターぐらいのものが使いやすい。

第4章 くつろぐ



喰って飲んで,しばらく車内でくつろぐ。俵山氏は一寝入りし,私は読書。近頃,シートはベッド状態にされたまま。こうしてタコ部屋化へと突き進む。



ボタンを押して引き出すと現れるシャワー室。走行中に自動的にお湯が沸く。これは重宝。しかし湯の温度は熱湯と表現していい。
ある夜、マニュアルを読まない俵山氏は、シャワー室に入って内側から鍵をかけた後、上写真の奥にあるシャワーのコックをひねった。やおらシャワーから熱湯が噴出す。「わちちちちちっ! 助けてくれ!」 「どうした! どうした!」 「わちちちち!」 コックを閉めるには熱湯かき分け前に行かねばならない。動転していて鍵も開けられない。数十秒間の苦行。シャワー室から出てきた俵山氏の股間は、熱湯で赤く変色していたのでありました。

第5章 深夜


しばらくしてまた外に。ランタンの灯りがつまみだ。そういえば最近よく二人して星も眺める。


 


 

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